レーシックQ&A
レーシックでどのくらい視力が回復しますか?
レーシック手術前に目標の視力を決め、コンタクトやメガネをかけたときの視力まで回復します。回復具合には個人差がありますが、レーシックをした95%以上の方が1.0以上まで回復しています。
レーシックの手術後すぐに視力が回復しますか?
レーシック後、ほとんどの方は1日で目標視力まで視力が回復します。
個人差があるものの、レーシック手術当日はかなりかすんだ状態になります。また、レーシック手術後数週間は視力がやや不安定になったり、違和感を感じることもありますがこれは一時的なもので、徐々にその症状はなくなり1ヶ月後には視力は安定します。
レーシックで回復した視力は後で元に戻りませんか?
レーシック手術後、6ヶ月〜1年経過したのちにごく数%の方が近視の戻りが起こる場合があります。
また、レーシック手術後に目を酷使したりすると回復した視力が元に戻りやすくなります。近視の戻りがひどい場合は、再手術を行うこともできます。各レーシック眼科により対応が違いますので、よく確認しておくことが必要です。
レーシックで失明しませんか?
レーシックは、眼球ではなく角膜の手術なので、一般的に失明することはありません。レーシック手術で使用されるエキシマレーザーは、1995年にアメリカのFDA(米国食品医薬品局)で、日本においては厚生労働省が2000年に承認されており、適切にエキシマレーザーによる手術が適正に行われれば、安全性においては問題はないという扱いを受けています。また、近年レーシック手術で利用される機器の性能と執刀医の技術は向上しており、レーシックの安全性はより高くなっています。実際にこれまでレーシック手術は、全世界で数百万人以上が受けていますが、アメリカ、日本を含め失明の症例は一つもありません。
レーシックは入院する必要はありますか?
レーシックは、簡単な手術ですので原則として入院の必要はありません。手術後30分程度休んだあとそのまま帰宅になります。しかし、遠方からの場合、帰宅途中での感染予防と翌日の検査のため、近くのホテルでの宿泊が必要な場合もあります。
レーシックの手術中は、点眼麻酔をしているので痛みはほとんどありませんが、触られたり、押されたりする感じは分かります。まれに痛みを感じる方もいますが、手術ができないほどの激しい痛みを心配する必要はありません。 レーシックの手術後は麻酔薬がきれるとしみる感じや異物感を感じる場合があります。これらは術後の合併症の一つなので時間を置くか、クリニックから処方された点眼薬(目薬)を使用すれば問題ありません。
レーシックで老眼が早まることがありますか?
レーシックを受けたことによって老眼(老視)が進行することはありません。 老眼とは、主に加齢と共に水晶体の弾性が失われ、水晶体の屈折力が若い頃のように大きくならないために近方が見づらくなる現象です。 屈折異常(近視・遠視・乱視)とは無関係に起こるもので、レーシックを受けていても受けていなくても、40代になれば誰でも進行します。
レーシックを受けて10年後20年後は安全ですか?
レーシック自体の年数は、まだ10年程度を経過したに過ぎませんが、「角膜矯正手術」自体の歴史は長く50年ほどあります。 レーシックは、こうした50年の改善・改良の上に成り立った治療法であり、近年では多くの眼科医がこの治療を認め始めています。 とはいえ、現在のところ長期的なデータが取れていないのは事実であり、レーシック業界の言う「長期安全保障」には、少なからず疑問がもたれています。